くらし情報『伝える目的は3つ!コミュニケーションが変わる「理系の伝え方」』

伝える目的は3つ!コミュニケーションが変わる「理系の伝え方」

そして、「ロジカル」なコミュニケーションの土台にあるのが「理系思考」だということです。

スタンフォード大学大学院で「意思決定論」を学んだ経験を持つ著者の現在の本業は、クライアントの「意思決定のクオリティを高める」こと。

それを “エデュサルティング”(「エデュケーション」と「コンサルティング」とをかけ合わせた造語)と名づけ、戦略的マネジメントと意思決定の本質を「教え」、プロジェクトや事業の成功を「支援」し、次世代リーダーを「育成」しているのだそうです。

■伝える力は意思決定の武器

「意思決定」というと「決断の瞬間」をイメージする人が多いかもしれませんが、実はそういうことではないようです。

著者によれば「意思決定のクオリティを高める」とは、決断の瞬間の前後、そこに至るまでの思考のプロセスをも含めた、幅広い活動を刺すというのです。

そして「意思決定のクオリティを高める」という作業のなかには、必ず「伝える」という行動が入ってくるのだといいます。たとえばA・B・Cの3つの候補のなかから、A案を採用してほしいという場合は、当然ながら「A・B・C案のうち、A案が最適」と思ってもらえるように話をする必要があります。

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