1歳から本を楽しめる!今注目の読書活動「アニマシオン」とは?
といった低学年から楽しめるものから、物語を途中まで読んで続きを想像する「きみたちが作家なら」、映画化された小説の一部を読み、グループごとに「どの場面を映像化するか」を発表したあとに実際の映画を見て感想を述べ合う「きょうはきみが映画監督」といった深い読みが必要なものまでさまざま。
いずれも、仲間と楽しく想像力をはたらかせて楽しみます。
■アニマシオンは1歳からOK!
一方、字を読んだり書いたりすることができない未就学児も本に親しむことができるのも、読書のアニマシオンの魅力のひとつ。
本書は、教員や司書らで活動する<読書のアニマシオン研究会>が、約20年にわたる活動の成果をまとめたもの。実際にアニマシオンに取り組む図書館職員らのレポートも数多く紹介されています。
そのなかのひとつ、徳島市立図書館副館長の廣澤貴理子さんの体験レポートでは、1~3歳の未就学児を対象とした活動について書かれています。
絵本をテキストに、声を出したりお母さんと子どものスキンシップを多用したりと、参加型で行われるのが、1~3歳児を対象としたアニマシオンの特徴。絵本に出てくる生き物の絵を描いたカードを配り、手持ちのカードがお話に登場したら子どもにカードをあげてもらったり、並べてもらったり。