人の行動の9割をつかさどる「無意識のチカラ」を使いこなす方法
という考え方です。
■たったひとつの大切なこと
「無意識」のチカラを引き出せば、自分にとって幸せな方向へと導かれる。前作を踏襲するかたちで、著者はそう主張しています。実はこの無意識のチカラ、私たちの行動のなんと9割をつかさどっているのです。
そのため、いいかえれば、無意識を「使いこなす」ことが重要だということになるのかもしれません。
そうなると知りたくなってくるのは、「無意識」のチカラを引き出すためにはどうすればいいのかということ。この点に関しては、突き詰めていけばたったひとつしかないのだと著者はいうのです。
それはいたってシンプルで、つまり「がんばりをやめること」。
といっても、いまやっている仕事を辞めるとか、家事を一切しないとか、勉強をしないとか、ダラダラ過ごすというようなことではありません。
そうではなく、答えの出ないことに対して時間をかけて悩まないとか、過去のことを後悔したり、将来の心配をしたりして不安にならないなど。そして、そのためには「(いまこの瞬間に)集中」と「リラックス」が重要な意味を持つのだそうです。
■意識のチカラをうまく使う
とはいっても、それができていたとしたら苦労はありません。