モノの住居費を考えるだけ!引っ越ししないで広い部屋に住む方法
ことのメリットは決して「小さく」はありません。
■モノを「劇的に減らす」2つのアイテム
本書では、衣服やキッチン収納、掃除・洗濯シーンなど、暮らしのさまざまな場面での「モノの減らし方」が具体的に紹介されています。
なかでも、一度見なおすだけでモノの専有面積を劇的に減らせるのが「大型家具・寝具」、ベッドとソファの断捨離です。
(1)ベッド→布団で2.75畳の“節約”に
ベッドの最大の欠点は「場所を取ること」。「仕方ない」「布団は上げ下ろしが面倒だし……」と目をつぶりがちですが、著者はここに「専有面積」という物差しを持ち込みます。
シングルの布団を収納するのに必要なスペースは約0.25畳。対して、シングルベッドなら周囲の動線も含めて約3畳。
家族4人がベッドから布団に替えれば、11畳=約18㎡の床面積が節約できます。
1㎡65万円として考えると、その差は1,180万円。
もちろん計算上のメリットだけではありません。著者自身、リビングと隣接する夫婦の寝室は日中布団を収納し、開け放してリビングの一部のように使用。長男、次男の部屋は4畳ずつ、ベッドを置けばいっぱいになってしまうスペースを広々と使っています。