あるあるジレンマ!なぜ「働かないおじさん」の給料が高いのか?
一度のフィードバックではなく気長にいい続けていくというスタンスも大切だといいます。
■若手メンバーにも問題を投げかけるといい
本間氏の場合は、Aさんが明らかに給料をもらいすぎているので、外部市場とも照らし合わせて彼に見合った給料の額を提示するそう。
遠慮して多めの額を伝えてしまうと嘘をついたことになりますし、「いつ辞めてもいいんですよ」などといってしまったら後がなくなります。
Aさんもかつては給料に見合うだけの仕事をしてきたはずですから、寄り添う姿勢を持ちたいもの。
それに、いくらAさんが仕事をしていないからといって、若手が陰口を叩いているというのもチームの状態としてはよくありません。
ですから若手に対しても「どうすればAさんがパフォームするようになる?」などと問いかけ、みんなで考えるということも効果的だと本間氏はいいます。*
本書では他にも、「なぜマネージャーに“現場仕事”が増えるのか」「なぜ産休社員への人員補充がないのか」などの5つのケースが紹介されています。
マネージャーではない人も、会社のジレンマの実態がわかると少し心が軽くなるのではないでしょうか。
(文/平野鞠)
【参考】
※本間浩輔・中原淳(2016)『会社の中はジレンマだらけ』光文社
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