実は「偉そうに聞こえる」表現も!数字に関連する不自然な英語
『先生、その英語は使いません! (学校で教わる不自然な英語100)』(キャサリン・クラフト著、ディーエイチシー)は、南山大学の交換留学生として来日し、英語月刊誌『ET PEOPLE!』を発行するかたわら、通訳/翻訳家としても活躍しているという人物。
本書ではそのような実績を軸に、学校で教わる100種の“不自然な英語”を紹介しているわけです。
そのなかからきょうは、数字に関する2つの話題をピックアップしてみたいと思います。
■1:「おいくらですか?」
金額や料金を尋ねるいいかたに、次のようなものがあると学校では教えてくれます。
What’s the total?(合計でいくら?)
What’s the admission?(入場料はいくら?)
What’s the fare?(運賃はいくら?)
What’s the rate?(料金はいくら?
これらの定型につられ、「おいくらですか?」を次のようにいってしまう日本人がいるのだとか。
What is the price?
著者によればこれは、ちゃんと通じるけれど、ネイティヴ・スピーカーの耳には「値段は?」とぶっきらぼうにいっているように聞こえてしまうのだそうです。