子どもが何か話したら最低3秒待つ!不登校の「応急処置」5か条
もう一つは、入試制度改革などの裏づけがあるということ。
地域差はあるものの、近年は高校入試システムが改訂され、出席日数を問わない入試形態が選べるようになり、小学校や中学校に出席しなくても高校や大学へ進める子どもが増えているのです。通信制や定時制など、高校自体の選択肢も広がっています。
「けっして、ひと昔前のイメージで勝手に判断してはいけません。親の正しい情報が子どもの将来を大きく左右することもあるのです」。そう著者は指摘しています。
■子どもの不登校「応急処置」5か条
とはいえ、わが子が学校に行かない状態が続けば焦ってしまうのは親として当然でしょう。そんなとき、親子のストレスを和らげ、家族関係が改善する5つの“応急処置”があります。
(1)子どもの気持ちがわかるなんて思わない、いわない
理由や原因を推測するよりも、まずは子どもの話に耳を傾けることが先決です。わからないものをわかろうとするのではなく、いま見えている状態や話してくれることなど、「わかっている」ものを大切にしましょう。
(2)世間体を脱ぎ捨て、他人と比較しない
励ますつもりでも、ほかの誰かと比較することは子どもの心を傷つけ、やる気を失わせる結果に。