その道22年のアナウンサー直伝!心を動かす話し方4つのスキル
だからこそ勇気を持って、間を使えるように練習することが大事。
■4:緩急(チェンジオブベース)
話にメリハリをつけるには、「抑揚」「強調」「間」の他に、速さをコントロールする技術が有効。
「緩急自在」という言葉がありますが、ときにスピードを上げてテンポよく、ときにゆっくりとていねいにと、波をつくようにするわけです。
しかも大切なのは、スピードだけではないといいます。声の大きさを変えてみたり、高低を変えてみたりすることによって、ぐっと聞き手を引きつけることができるというのです。
そして「言葉に気持ちを乗せて伝える」ということを意識すると、より自然で感情が伝わる緩急を生み出すことができるといいます。
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これらは基本中の基本ですが、本書には声の出し方や発音のテクニック、リラックスする方法などを学べるCDも付属しているため、耳で聴きながら実践的なテクニックを身につけることが可能。
いってみれば、 “話し方”についてさまざまな角度からアプローチした、とても実践的な内容なのです。
(文/作家、書評家・印南敦史)
【参考】
※倉島麻帆(2016)『〈引きつける〉話し方が身につく本』明日香出版社
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