大きな見返りも得られる!必ず結果が出る「目標数字」の設定方法
と無駄にハードルを下げたりすることがそれにあたるわけです。
それよりも、もし60点を目指してみた結果、「意外とつらくないぞ」と感じたなら、思い切って80点を目指すのも手だということ。
自分の限界を低く見積もりすぎると、結果的に自分が損をしてしまうことになると著者は主張します。
そういう意味ではむしろ、「もう無理だ」と感じるくらい、「時間とエネルギーをすべて費やしたらどこまで達成できるのか」を一度試してみるのもいいかもしれないとか。
もちろんそれは楽なことではないでしょう。しかし、そうすることによって、「次からはその少し下くらいが数字目標としてちょうどいい」という感覚がつかめるというわけです。
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「圧倒的な勝ち組」を目指すことだけが人生の選択肢ではないので、本書の内容がすべての人に当てはまるかどうかはわかりません。しかし、その点を踏まえたうえで目を通してみれば、参考になる箇所を見つけることはできるかもしれません。
(文/作家、書評家・印南敦史)
【参考】
※天明麻衣子(2016)『圧倒的な勝ち組になる効率のいい考え方と仕事の仕方』ディスカヴァー・トゥエンティワン
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