両手首の向きを変えるだけ!1日10分ですぐに肩こりを消す方法
そうすることで手首から肘、肘から肩へと、逆行的な外巻き方向への連鎖が発生するわけです。
肩からの距離が離れた場所ほど、回転や「てこの作用」が強まります。それを逆手に取ることで、外へ外へと回転していく力を、下から上に作用させる。これが、手のひらを正面へ向ける狙いだと著者は記しています。
重要なポイントは、人体すべての骨格は連結しているという事実。だからこそ、たった1ヶ所が改善されるだけでも、そこに関わる周囲に変化が生まれるということです。
著者はそれを「まるで『スイッチ』のように、オセロの黒が、白に変わる」と表現していますが、たしかにそんなニュアンスかもしれません。
ひとつの小さな変化が、その周囲の変化を誘するため、他の部分もどんどんよい方向に矯正されていくということです。
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必要以上の方法論を絡めることなく、シンプルに徹しているからこそ、説得力は抜群。本書を参考にしながら1日10分のエクササイズを続ければ、肩こりが改善されるかもしれません。
(文/作家、書評家・印南敦史)
【参考】
※宮腰圭(2016)『1日10分歩き方を変えるだけでしつこい肩こりが消える本』サンマーク出版
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