元IBM社員が教える!仕事を速くこなすために必要な3つの要素
しかし、それが速さにつながるのだと著者は主張するのです。
理由はシンプルで、もしもやったことが間違っていたとしたら、やりなおさなければならなくなるから。厳密にいえば、「どこからやりなおすか」を考えること自体にも時間がかかってしまうということ。
つまり、速くやってミスを増やすよりは、ゆっくり確実に進めて間違いのない状態にしたほうが、最終的には時間を短縮できるという考え方です。
■2回目までは力技で様子を見るべし
ビジネスパーソンは、この2つのタイプに分けられると著者は分析します。
・あまり深く考えず、とにかく行動して最後に帳尻を合わせる「力技タイプ」
・事前にいろいろ作戦を練って、計画どおりに実行する「頭脳タイプ」
そして自身は、最速で仕事を終わらせるために、この2つの人格を自分のなかに持つようにしているのだといいます。
1回しかしない仕事で、かつ1時間で済むようなものは、あれこれ考えたり、効率的な方法を調べたりしてから着手するより、力技で1時間で片づけてしまったほうが速い場合も。
たとえば「テキストを打ち込むだけ」「ひたすらホチキス留めをするだけ」と言ったような作業です。