1位を目指しちゃダメ!限界の檻に囚われない「目標設定の仕方」
を目標に置く方が、力を発揮することができるのです。著者もこのような「目標の下方修正」を柔軟に行っていたといいます。
■届きそうだと思える目標にすれば頑張れる
モチベーションをキープするためには、一生懸命がんばれば手が届きそうな「ちょうどいい高さ」に目標を設定することが大切。
「届きそう」だと思えれば具体的な対策を考えることができますが、「届かない」と感じると、なにをすればいいかわからずモチベーションが下がってしまうというのです。
著者は大学時代、世界一のタイムからは差があるレベルでした。けれど「世界3位」なら手に届くかもしれないという実感があったそう。全体のタイムは速くなくても、スタートから1台目のハードルまでのタイムは世界と比べても遜色がなかったからです。
「うまくスピードを持続できれば世界3位は夢ではない」と思えたからこそ、モチベーションを保ち、挑戦し続けることができたということです。
■実は「自分らしさ」が限界を生んでしまう
現代では「自分らしくある」ということが推奨されていますが、実は「自分らしさ」にこだわる人ほど「限界の檻」に入りやすいので要注意だとか。
自分らしさを見つけることは、自分の限界を設定することに似ているのです。