月1回は売上や経費の確認!一般社員も知っておくべき経理の基本
そして会計の仕組みがわかれば、お金の効果的な使い方がわかるというわけです。
■経理がわからないと会社は潰れる!
経理は毎日、毎月やるものですが、決算は通常の場合、年に1回行うものです。決算書をつくり、1年の業績を確定させ、税金を計算するわけです(各会社の決算月に応じ、時期は変わります)。
そして税金を確定させたら、決算の日(事業年度終了の日)の翌日から原則として2か月以内に、税務署へ税金を支払うわけです。これが、「決算・申告」。
なお、ここで重要なのは、決算・申告の土台となるのが経理だという事実。経理をないがしろにすると、決算の仕事が大変になり、作業に追われることになってしまうのです。
また、経理の状況が適当だと税務署に目をつけられることになり、経理が間違っていたら「本来なら払わなくていい税金」を払ってしまうこともあるといいます。
いわば、経理がいいかげんだと、決算・申告もボロボロになってしまうということ。
■手間いらずの方法は3ステップ経理術
しかし、そもそも経理とはなにをすることなのでしょうか?
この問いに対して著者は、「ひとり社長の経理でやるべきことは、『1.集める、2.記録する、3.チェックする』だと主張しています。