おじぎは15度深く!ミステリーショッパーが明かす良質な接客術
経験が浅くても評価の高い人もいれば、長年やっていても評価の低い人もいたということです。
■たった15度のおじぎで差が出る!
もちろん仕事についていえば、長年やっている人のほうが高いレベルのことができるでしょう。
とはいえお客様の満足度は、長年やっているからといって必ずしも高いとは限りません。
たとえばお客様は、働きはじめてまだ5カ月の高校生アルバイトに高い評価を与え、7年もやっているベテランに低い評価を与えたそうなのです。
なぜ、そのようなことになったのでしょうか?
著者によれば、それは「たった15度のおじぎの差」。
アルバイト5カ月目のスタッフは、レジでひとりひとりのお客様に「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」といいながら、ていねいにあいさつとおじぎをしていたのだといいます。
まだ5カ月目で、自分は未熟な点が多いと自覚していたために、一生懸命だったのだろうと著者は分析しています。一方、経験の長いスタッフは、お客様と目を合わせることなく、あいさつも頭だけペコリと下げる程度だったのだとか。
■お客様は頭の下げ方にも敏感である
お客様のなかには、だらだらと作業されるのを嫌う方もいらっしゃるもの。