どんな経験も要素を2つに分けて記憶!人生が変わる考え方の習慣
人間誰しも、忘れたいことはあるもの。嫌なことはきれいに忘れ、前を向いて進んでいきたいものです。
とはいえ現実的に、忘れることはそれほど楽ではありません。そこで、忘れるための方法を多角的に捉えているのが、『忘れたいことを忘れる練習』(植西聰著、フォレスト出版)。
第1章「忘れてはいけないこと、忘れていいこと」から、要点を引き出してみたいと思います。
■いい思い出は人生の励みになる!
著者によれば、いい思い出をいつまでも大切に心のなかにしまっておくことは、幸せに生きていくためのコツのひとつ。
いい思い出はこれからの人生を歩んでいく励みになるので、いつまでも記憶にとどめておいた方がいいということです。
ただし、楽しいことばかりではないのが人生。
悔しいこと、心が傷つくこと、落ち込むことなども少なくないだけに、嫌な思い出はできるだけ早く忘れることが大切だというわけです。
■いい思い出は嫌な思い出を消し去る
つまり、いい思い出はいつまでもおぼえておき、嫌な思い出はできるだけ早く記憶から消し去ってしまう。それは、幸せに生きていくために大切なこと。
もしも嫌な思い出が頭に浮かんできたら、意識していい思い出を記憶に蘇らせてみる。