どんな経験も要素を2つに分けて記憶!人生が変わる考え方の習慣
そうすれば、いい思い出が、嫌な思い出を消し去ってくれるといいます。
■がんばった経験は忘れないでおこう
つまり、人にはおぼえておくべきことと、忘れた方がいいことがあるということ。そしてひとつの経験のなかにも、そのふたつの要素があるそうです。
「一生懸命がんばったのに、いい結果が出なかった」というのがいい例。こういう場合には、「一生懸命打ち込んだ」という過程をいつまでも記憶にとどめておくことが大切だということ。
それは、これからの人生を生きるための勇気になり、生きる力を与えてくれる記憶に変化すると著者。
■思いがけない結果は忘れ去ればいい
しかし、「うまくいかなかった」「失敗した」「裏切られた」などの結果は、いつまでもおぼえておく必要なし。
なぜなら、失敗した経験をいつまでも忘れられないでいると、結局は「自分はダメな人間だ。
どんなにがんばっても成功できない」と落ち込んでいくだけだから。
いい換えれば、自分を最良の状態に置くために、経験をコントロールするということでしょうか。だから、「これだけ私はがんばった」という過程での経験は記憶として取っておいていいということ。しかし、うまくいかなかった結果の経験は忘れ去る方がいいということです。