アルコール処理に4時間もかかる!体内の「意外な作業時間」3つ
これだけの量で4時間ならば、飲みすぎたときなどはどうなってしまうのでしょうか……。
WHO(世界保健機関)では、10gの純アルコールを含む飲料を1ドリンクと定義しています。つまり、1ドリンク=ビール中瓶1/2本=日本酒1/2合=ウイスキーシングル1杯となります。
通常、体重60~70kgの人が一時間で処理できるのは、純アルコール量5g。1ドリンク(ビール中瓶1/2本、日本酒1/2合、ウイスキーシングル1杯)は純アルコール量が10gなので、2時間はかかってしまう計算です。
また、上の計算式は体重60kg以上の人のもの。小柄な女性の場合はそれ以上に時間がかかることになります。人の体のアルコール処理には、思っている以上の時間がかかるのですね。
■3:薬の効果が出る時間は約30分!
最後に、薬の効果が現れる時間を調べてみました。みなさんは「早く薬が効いてほしいのになかなか効かない!」と慌てて、鎮痛剤などを増やして飲んでしまってはいませんか?
飲み薬が吸収されたあと、肝臓を通って血液中に入り効果を発揮するまでには通常、15分~30分程度かかることが明らかになっています。すぐに効果が現れないからといって、すぐに薬を飲み足したりするのはご法度なのです。