「たった一晩だけ」で遺伝子にダメージが!徹夜の驚くべき悪影響
「普段は充分に睡眠をとっているから、たまの睡眠不足や徹夜なら問題なし」などと思っていませんか?
しかし最新の研究では、これまで考えられていた以上に、徹夜は私たちの体に悪影響があることがわかってきたのです。
『Daily Mail Online』より、「たった一晩の徹夜さえ、致命的な影響を与える理由」をお伝えします。
■たった一晩の徹夜で重要な「時計遺伝子」が傷付く
スウェーデンの研究者が、一晩徹夜をするだけで、体のなかにある細胞内時計を制御する遺伝子「時計遺伝子」に影響が出るということを明らかにしました。
睡眠不足は肥満や、2型糖尿病の原因にもなります。時計遺伝子の損傷は、これらの病気を引き起こす原因になり、体温の変化や食欲、脳の活動にまで影響を及ぼします。
一晩の徹夜のせいで体の多くの機能に関わり、病気の原因にもなる遺伝子の変化が起きるなら、睡眠不足の影響は私たちが思う以上に深刻なものなのかもしれません。
今回の研究では、健康で標準体重の男性15人に、2回に分け、1回ほぼ2晩の調査が行われました。
1回の調査では、参加者たちにはいつもどおり8時間の睡眠をとってもらいました。