くらし情報『遠距離実家の父が無気力状態?老々介護の現場に向かった私が試したこと【体験談】』

2023年12月3日 12:40

遠距離実家の父が無気力状態?老々介護の現場に向かった私が試したこと【体験談】

母は見たいと思った番組も落ち着いて見られず、父に注意しても反応は得られず、不安と不満を募らせているようでした。

季節は初夏。毎年母の精神状態、体力ともに不安定になる季節です。このままではいけないなと思いました。

都合をつけて帰省することに

ナンプレイメージ


私に何ができるんだろう? 何かできるはずと自問自答しつつ、あれこれの都合をつけた盆明け、やっと実家に数日間帰省することに。600kmをひとりで運転して駆けつけました。

実家で見た父は母が言った通りの状況で、いろんな問い掛けに対して反応が薄くなっていました。久しぶりに会う娘の私を見ても、視線はさまようばかりでおよそ無反応。
「父さん、元気だった?」「今夜、天ぷらで良いかな?」と尋ねても、「ん-……」。言葉は出てきません。テレビのリモコンを握って視線をそらすばかりでした。

父から何か反応を引き出したいと思い、父が昨今趣味にしていたナンプレ(数字の組み合わせを楽しむパズル)の雑誌を広げてみました。「父さん、一緒にやってみない?」。専門の雑誌を購読し、ネット上にある問題に取り組むなど、熱心に楽しんでいた趣味です。しかし、このところ雑誌を差し出しても興味を示さないと母が言っていた通り、興味はなさそうでした。

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