2023年12月28日 21:40
さびれた定食屋のヤンキー店員「おっさんお疲れ!大盛りサービスね」⇒その後「閉店することになった」ワケは
本当はこんな定食屋じゃなくて、高級店にでも就職すれば……」
「何言ってんの。お父さんとお母さんの店を守るために料理を始めたんだよ。ほかじゃ意味ないよ」
私は思わず、言葉づかいと接客を学ぶよう彼女にアドバイスしました。味は間違いないのだから、そこさえ直せばきっと……。
しかし。数カ月後に様子を見に行くと、空っぽの店内で落ち込む彼女の姿が飛び込んできました。
つぶさせはしない!
聞けば、アドバイスに従って敬語や接客マナーを必死で学んだという彼女。おかげで一時期はお客が増えたのだとか。
ところが結局はこの店を閉めることになったと言います。
原因は、隣に立っているこじゃれたレストラン。
「隣の店の経営者、高校の同級生のヨネって子なんだけど……。当時好きだった男子が私に告白してきて以来、こっちを目の敵にしてさ。この定食屋の店員はヤンキーで犯罪歴があるとか根も葉もないウワサを流して客が来ないようにしてたみたい」
私は、先日の女性のことを思い出しました。清楚系に見えて腹黒。卑劣な方法で競争相手から客を奪うとは……だから彼女もあんなに怒っていたのです。
「この店がなくなったら困る……。
私はあなたの作ったごはんをこれからも食べたいんだ。