2024年3月23日 10:10
「先祖が眠る墓を移すなんて認めない!」墓じまいを巡る家族間のトラブルに発展した話【体験談】
わが家の墓は、公共交通機関での移動では行きにくい不便な場所にあります。そのため、将来的な負担を考えて「墓じまい」をすることにしたのですが、いざ実行に移そうとしたときに家族間でトラブルが発生しました。私の身に起きた墓じまいに関する家族トラブルのお話です。
墓じまいを巡る家族間での対立
私の家族が代々眠る墓は、都心から電車とバスを使って2時間以上かかる場所にあります。霊園自体もサッカーグラウンドと同じくらいの広さで、入り口からお墓まで敷地内を徒歩で15分近く歩かなくてはいけません。
私はまだ50代で足腰も丈夫で車も運転できるので問題はありませんが、年齢を重ねれば肉体的にきつくなります。高齢を理由に車が運転できなくなれば交通費の負担も増えるので、墓じまいをして近い場所に移そうと提案しました。両親ともに70代で私以上に墓参りの負担は大きかったこともあり、素直に受け入れてくれると思ったのですが、意外な答えが返ってきたのです。
「自分の親や先祖が眠る大事なお墓を、別の場所に移すなんて認められない」と、猛反対をしてきたのです。近い場所にあれば、頻繁に顔を出せるからそのほうが先祖も喜ぶと話をしても首を縦に振りません。