2022年1月26日 23:40
「食べてる量は同じなのに…」更年期にLDLコレステロールはなぜ増える?下げるには?【医師監修】
作られないのに材料のコレステロールが過剰にあれば余ってしまいます。余ったぶんは悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールとなり、過剰に血液中にあることでさまざまな病気の原因になってしまいます」(駒形先生)
LDLコレステロールが増えるとなぜダメ?
コレステロール自体は体に必要な成分ですが、過剰になると害になるということです。どんな病気の原因になるのでしょうか。
「余ったLDLコレステロールが血管の壁にくっついて血流が悪くなり、動脈硬化を引き起こしてしまいます。いわゆる血液ドロドロ状態です。動脈硬化が進行すればさらに血管が詰まりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞などの血管系の疾患のリスクが上がります。
動脈硬化を引き起こすということは、心臓や脳血管の病気になるリスクも格段に上がってしまうということです。LDLコレステロール値は、値そのものに異常があったとしても自覚症状が現れることがほとんどありません。
ですから、定期的に健康診断や検査をおこなったり、生活習慣に気を付けたりすることが大切なのです」(駒形先生)。
次の章では、生活習慣の注意点についてお伝えします。
更年期世代が気を付けたい生活習慣とは?
具体的には、どのように生活習慣を変えていくと良いのでしょうか。