2022年4月22日 04:40
見た目の老化&骨粗しょう症を防ぐ!今すぐ骨の強化のためにやりたいこと【医師解説】
――カルシウムをとることが大切、ということでしょうか?
中村先生骨の主成分であるカルシウムは、骨づくりにおいて重要な栄養素です。しかし、カルシウムだけを摂取していれば丈夫な骨を作れるというわけではないんですね。栄養素は互いに補い合って作用するものなので、相互効果が期待できる栄養素を一緒にとることが重要です。
――どんな栄養素をとれば良いのでしょうか?
中村先生骨を作るためにはさまざまな栄養素が必要ですが、これまでの診療経験からいえるのは、たんぱく質が足りない人が非常に多いということです。たんぱく質の摂取量が少ないと、骨の土台を作ることができなくなってしまうんです。
――たんぱく質はどれくらいの量をとるべきなのでしょうか?
中村先生成人女性は1日に約50gのたんぱく質が必要です。高たんぱく質の食品として知られているのは卵、大豆・大豆製品、肉、魚介類、乳・乳製品ですが、例えば、卵1個には約6g、鶏むね肉100gには約21gのたんぱく質が含まれています。また、たんぱく質はご飯やパスタなどの穀物や野菜、果物などにも含まれています。
たんぱく質をしっかりと摂取するには、3食で幅広い食品をバランスよく食べることが大切です。