くらし情報『「カレーは飲み物ではありません」咀嚼力の低下は老ける原因。ひと口30回かんで老化を予防【医師解説】』

2022年5月1日 02:40

「カレーは飲み物ではありません」咀嚼力の低下は老ける原因。ひと口30回かんで老化を予防【医師解説】

歯周病になると歯肉が弱くなり、かむときの圧力に耐えられなくなります。その結果、余計に咀嚼力が低下するという悪循環に陥ってしまうんです。

――咀嚼力が低下すると体にはどのような影響を及ぼすのでしょうか?

白澤先生かむことで脳内の血流が増え、脳の運動野や感覚野、前頭前野などが活性化することがわかっています。かまなくなると脳内の血流の流れが悪くなって機能が低下し、うつや記憶力の低下など、さまざまな弊害が生じてしまいます。つまり、かまなくなると確実に老けてしまうんです。

食卓にはかまないと食べられないものを用意する

雑穀米イメージ


――食事の際にはかむことを意識するのが良いのでしょうか?

白澤先生私のクリニックにいらっしゃる患者さんの中で、あまりよくかまずにものを食べている方には「“ありがとう”を6回、心の中で言いながらかみましょう」とお伝えしています。ひと口につき30回かむのが理想的で、「ありがとう」を6回繰り返すとちょうど30回になるんです。

また、かまないと食べられないものしか食卓にのせない、という考え方を持つことも重要ですね。


――例えば、主食を玄米や雑穀にするというのはいかがでしょうか?

白澤先生カレーやオムライスを好む人は多いですが、実はほとんどの人はあまりかまずに飲んでいる状態なんです。

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