2022年11月1日 03:10
いつ測っても36度以下…。「低体温」を放置すると体はどうなる?美容への影響は?【美容専門医監修】
一方、低体温は体温が35度台と低い状態のことを指します。個人差はありますが、健康な人の体温はおおむね36度から37度で調節されており、外気の寒い冬でも環境に影響されることなく一定に調節される機能が働いています。
体温が35度以下になると、意識や判断力の低下、循環機能の低下を来す低体温症と判断されます。低体温症は山岳事故や水難事故などで起こることがある、命に関わる症状です。そこまで深刻ではないものの、体温が低いことを『低体温』と言います」(黒田先生)。
低体温はやっぱり体に良くない?
血流が悪くなり、代謝が悪くなる
低体温、と聞くとあまり体に良くないイメージがしますが……。「体温が下がると、血流が悪くなることが一番体へのダメージが大きいですね。
血流が良いことで老廃物のデトックスが促され、腎臓で排出がされやすくなりますが、血流が悪くなると新陳代謝が低下して、肌のターンオーバーにも影響します」(黒田先生)。
血流が悪いと体内のデトックス効果が落ちるのですね。ちなみに、体にたまった老廃物という言葉をよく目にしますが、老廃物とは具体的に何なのでしょうか。
「老廃物とは体内で不要になった毒素です。