くらし情報『厳格だった父が認知症に。たったひとりで介護をしていた母が電話口で泣いていて…』

2022年12月17日 21:10

厳格だった父が認知症に。たったひとりで介護をしていた母が電話口で泣いていて…

というイメージだけでした。

ご飯を食べたこと、銀行の暗証番号、家までの道などを忘れてしまう。その程度だっただけに、「物忘れ」の症状がなかった父が認知症だとは夢にも思いませんでした。

それに父が介護保険の対象になるとも思いませんでした。

父の言動は祖母と同じように、年を重ねるごとに我が強くなってきただけだと捉えていたからです。もしかすると長年心臓を患っていたので、体が思うように動かせないもどかしさもあり怒りっぽくなっていたのかもしれませんが、今となっては聞くこともできません。

病院からは「入院すると認知症は進行しやすい」と説明されていました。本当にその通りで2カ月後には私のことも「誰やったか?」と聞くほど、父の認知症は急速に進行しました。


ただ、母が「毎日眠れるようになった」と言ってくれたことに、唯一救われていました。

まとめ

私がもっと早く母が介護していることに気付いていたら……「地域包括支援センター」の存在をもっと早く知っていたら……と思うことはたくさんあります。でも、1人でも多くの人が「地域包括支援センター」の存在を知り、何かあったときに活用できれば、母のように苦しむ人が減るのではないかと思います。

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