コロナ禍で女性のほうが男性より「不安疲労」を抱えていることが判明
最近どのような不調を感じているかを聞いた質問では、「疲労感/倦怠感」と答えた人が最も多く、次に「なんとなくやる気が出ない・体を動かす気が起きない」「ストレスを感じやすい」と不安疲労に関連する症状が上位を占めました。
この記事を読んでいる読者の皆さんも「私も当てはまる」と感じているかもしれません。
さらに、不安疲労に関連する症状を感じている人の8割以上(84.1%)がこの夏のコロナ感染第5波以降「さらに症状が悪化した」と回答しています。
繰り返す感染拡大の中で不安疲労が蓄積し、不安疲労と関連する症状がより深刻化していることがうかがえます。
20代非正規雇用の女性の75%が不安疲労を感じている
コロナ禍では特に女性の非正規社員がシフト減による減収や不安定な職場環境等により不安を抱えていると言われています。
今回の調査でも、女性非正規社員で「不安疲労」を感じる人の割合は64.0%と、女性全体(60.0%)と比べ、4.0pt高くなっています。
そのなかでも特に20代女性の非正規社員の「不安疲労」を感じる人の割合が75.0%と顕著に高いことが明らかになりました。
20代の非正規社員は外食産業や小売店舗でパートタイム就労する割合が比較的高く、身近に家族のいない単身世帯も多いため、新型コロナウイルスの感染不安に加えて、出口の見えないコロナ禍が続くなかで、先行きに対する不安感が高まっているようです。