口元のエイジングケアを意識して健康寿命を延ばそう!オーラルフレイル対策とは?
「オーラルフレイル」という言葉を知っていますか?
オーラルフレイルとは、口の機能が衰えること。例えば、よく食べこぼすようになった、固いものが噛めなくなった、たまにむせる、滑舌が悪くなった…など。
これらは「お口の働きの軽微な衰え」とされ、早期の重要な老化サインとされています。
そしてお口の機能が衰えるステージをきっかけに、脳や身体機能をはじめとした全体の衰えにつながっていく、と言われています。
現在、80歳以上で3人に1人が、身体機能が衰えたり要介護が必要だったりする「フレイル状態」だそう。
フレイルの入り口「オーラルフレイル」を予防していくことが、実は「健康でいる時間をより伸ばす」という点で最近重要視されてきています。
「食べる」だけじゃない。
実は大事な「お口」の機能
お口の役割は「食べる」だけに留まりません。
飲み込む・かみ砕く・呼吸する・歌う・味わう・話す・笑う…などなど。消化器や呼吸器だけでなく感覚器としての働きや、コミュニケーションをとるため、表情を作るのに重要な役割を果たしています。
ちなみに75歳以上の日本人の死因1位は肺炎とされていますが、そのなかでも、食べ物や唾液が気道に入ることをきっかけに起こる誤嚥性(ごえんせい)