【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第26回目 保険料が月1万円減ると、あなたの未来はこう変わる
あなたは今、生命保険にどれだけの保険料を払っていますか?
例えば毎月2万円払っているとすると、1年間で24万円にもなりますよね。でも、掛け捨てタイプの保険が充実している昨今の状況を考えると、まだまだ安くなる余地があるのです。このコラムでも何度かご説明してきましたとおり、死亡と医療のシンプルな保障設計にした上で、掛け捨てタイプの保険を選べば、一家の大黒柱である男性の場合でも保険料を月1万円以下にすることは難しいことではありません。今回は20~40代の生命保険料の現状と、見直した保険を資産形成や住宅ローンの返済に充当した場合の影響について明らかにします。
1. 本当に月1万円以下の保険料で大丈夫?
本当に月1万円以下で保険に入ることができるのか、ピンとこない方もいるかもしれませんので、「保険市場」で試算してみました(図表1)。死亡保険金額3,000万円、2,000万円、1,000万円の定期保険(10年)による保険料の例です。
<図表1:定期保険の月払保険料の例>
※「保険市場」の保険料比較シミュレーションを使用し、筆者作成(2013年5月12日現在)。
※「-」はインターネットによる試算不可。
※C社の保険料は非喫煙優良体保険料率適用の場合。
いかがですか?45歳になると1万円を超えるケースも出てきますが、年齢を重ねるほどに備えておくべき死亡保障額は少なくなりますので、減額等により保険料の負担を抑えることは可能です。気になる場合はファイナンシャルプランナー等の専門家に相談するか、保険会社サイトの必要保障額シミュレーション等を使って試算するとよいですね。
医療保険に関してもみていきましょう。同じく「保険市場」で、入院給付金日額5,000円の終身医療保険を試算してみました(図表2)。
<図表2:終身医療保険の月払保険料の例>
※「保険市場」の保険料比較シミュレーションを使用し、筆者作成(2013年5月12日現在)。
※D社のその他の保障:手術給付金5万円、死亡給付金5万円。
※E社の保障内容:手術給付金2.5万円、放射線治療給付金2.5万円。
※F社の保障内容:手術給付金2.5万円~10万円、放射線治療給付金5万円、集中治療給付金5万円、移植給付金50万円。
45歳の男性が2,000万円の定期保険と入院給付金日額5,000円の終身医療保険に加入する場合、図表1、2における安い組み合わせを選択すると、保険料は月1万円以下になります。保険は掛け捨てと割り切り、比較して選ぶことを心掛ければ、保険料はまだまだ安くなる余地があるのです。