【知って得する!保険の基本】学資保険に入るのに最適な時期とは
これでは、5歳や6歳になってから学資保険に入るのは無駄なような気がしてきます。確かに、300万円受け取るのに、293万円かけるより、285万円で済ませたいものです。
これが冒頭で、学資保険の加入は早ければ早いほどよい、と述べた理由です。
とはいえ、学資保険には、契約者(親)に万一のことがあった場合、その後の保険料の払い込みが免除される特約があるのが一般的です。この特約により、学資保険に加入後は、親に万一のことがあれば、保険料の払い込みはなくなり、満期金額の教育資金は確保されます。これは保険ならではの特長で、貯蓄などにはない魅力ではないでしょうか。
そのため、お子さまが5歳、6歳になってからでも、学資保険に加入する価値は十分にあると思われます。
学資保険が選ばれる隠れた理由とは
時々、学資保険に入らなくても、教育資金の準備をするなら、ほかにいくらでも資産を運用する方法はあるという意見が聞かれます。
しかし本当にそうでしょうか?先ほども述べたように、教育資金は必要な時期が決まっています。運用している資産がその時期にプラスの運用になっていれば問題はないですが、もしマイナスになっていたとしても、プラスに回復するまで学費の支払いを先送りすることはできません。
また、資産を運用しようと思えば、それなりに時間や手間をかける必要があります。資産の値動きを絶えず見張っていなければなりません。ずっとプラスの運用が続けばそれも楽しいことと思えるかもしれませんが、値動きのあるものは下がることもあります。
お子さまが小さく、子育てに一日の大半の時間が費やされるような状況で、投資した資産がマイナスになっていることに気づいて落胆したり、損を取り戻すために別の投資先を考えたりすることは、非常に負担のかかることではないでしょうか?
そのような時間や手間をかけるよりも、将来の教育資金をおおむね確定させ、子育てに全力で取り組みたい、というご両親の気持ちが、教育資金準備のために学資保険が選ばれる隠れた理由の一つなのでは、と思われます。
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