【子育てパパ・ママのための、お金の習慣】お金の使い方がみるみる上手くなる たった3つの財布の習慣
「今度こそは!」と思っても、給料日前になると家計はいつも火の車。なんとかしたいけれど、やりくりが苦手なんです。・・・そんな人にオススメなのが、財布の使い方を変えること。家計簿をつけなくても、計算が苦手な人でも、誰でもできる財布の習慣です。毎日のお金の取り扱いにひと工夫を加えることで、潜在意識を刺激し、浪費を止める仕組みをつくることができます。今日から始められる、3つの財布の習慣を紹介します。
お札をキレイに収納する
あなたが使っている財布を開けてみてください。お札の状態は、どうなっていますか?
お札の角が折れたままになっていたり、お札の種類をバラバラに入れていたりしていませんか。
それは、お札を乱暴に扱いすぎです。お札も人間と一緒で、大切にしてくれる人のところに集まる傾向があります。種類ごとにお札を分けて、折れ曲がったり、シワがついたりしているお札は手で伸ばし、キレイな状態にしてお財布に入れましょう。
この種の話は、風水師や成功者の著書によく出てきます。私も、はじめは「科学的根拠がない」と一蹴していたのですが、あるとき「こんなにたくさんの人がいいと言っていることなのだから、否定せずにやってみよう」と、毎日の習慣に取り入れてみたのです。すると、娘を嫁に出したがらない父親のように、お金をつまらないことで失いたくない、という想いが芽生えてきたのです。「どうせ手放すなら、価値のあるものを買おう」と思えるようになり、「いつの間にか使っていた」ということがほとんどなくなりました。それによって、無駄遣いや二重買いを防ぐことができたのです。
あとで知ったのですが、これは行動経済学や心理学で用いられる「ヒューリスティック」に基づいた、金銭感覚の歪みを矯正する方法でした。
ヒューリスティックとは、「無意識のうちに利用している原則(経験則)」のこと。脳は、日々たくさんの選択を行っています。比較したり、他人に意見を聞いたりする等、合理的な判断をしようと時間をかけて検討することもありますが、日常生活の大半は瞬発的に選択しています。買い物もしかりで、「買う」「買わない」の選択はそれまでの経験則(ヒューリスティック)をもとに行われているのです。