【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第39回 40代の保険と積立 教育費ビンボーにならないための資金計画ノススメ
「みんなが目指しているからうちも・・・」と、安易に方向転換した家庭の中には、入学したものの学費が支払えず、泣く泣く公立校に編入するケースもあります。そんなときに傷つくのは子どもです。教育費に関しては、お受験の世界に入る前にシミュレーションをして、家計に無理がないか確認し、その上で必要であれば家庭全体の収入アップを図ったり、他の習い事や保険料等の固定支出を見直したりすることで乗り切ることができないか、検討するとよいでしょう。
2. 毎月2万円以上の保険料を払っている人は保険の見直しの検討を!
子どもが生まれたときからずっと同じ保険に入っている、5年以上前に一度見直しをしたきりだ…そんな人は保険の見直しをしてみましょう。子どもの成長に反比例して、保険で備えておくべき死亡保障額(必要保障額)はだんだんと減っていきます。そのため、現時点での必要保障額を算出して、適切な保障額にサイズダウンをはかりましょう。必要保障額のシミュレーターはインターネット上で多数存在します。無料でできるものが大半ですので、一度試算してみるとよいですね。
既存の保険の保障額をカット(減額)することで保険料は安くなりますが、掛け捨ての定期保険や収入保障保険、医療保険等に切り替えることで、さらなる保険料ダウンを図れる場合もあります。ひと手間かかりますが、毎月2万円以上の保険料を払っている家庭であれば、試す価値はあります。
3. 子どもと相談することも大切です
私の友人には、幼い頃からバイオリンを習っている娘さんがいました。その子どもの友人が私立中学を目指すので、娘さんも同じ学校に通いたいと言い出しました。友人は私立中学に通った場合にかかるお金と、バイオリンのレッスンを続けた場合の費用を調べて一覧表にまとめ、娘さんに見せてこう言いました。
「わが家の収入は○○○万円です。私立中学に通った場合、○○○万円かかります。音大を目指してバイオリンのレッスンを続ける場合のレッスン代は○○万円、海外に演奏旅行に行くとなると1回○○万円かかります。
どう考えても全部を負担するのは無理です。私立中学進学を選ぶか、バイオリンを選ぶか、どちらかにしてください」
すると娘さんは、しばらく悩んでバイオリンを選択したそうです。そして、公立中学に進学してからも塾には通わず、通信教材で勉強しながらバイオリンを続けたそうです。