【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第2回目 ゲンダイ版「三匹の子ブタ」 あなたはどのタイプ?
ひとりで万一に備えて暮らしなさい
あるところに、三匹の子ブタの兄弟がいました。
仲良く、すくすく成長していく子供達にお母さんブタは言いました。
「あなたたちは随分大きくなったわ。みんな独り立ちして、万一に備えて暮らしなさい。」
お母さんブタに言われて、子供達は考えます。
どんな備えがいるのだろう?
「ぼくは保険会社に任せるよ。だって、保険の専門家だからね。」
面倒くさがり屋の一番上の子ブタは、保険会社から勧められるがまま保険に入りました。
あっというまに万一の備えの出来上がりです。
「保険料が高くて貯金できないけど、そのうち給料も上がるし、イザと言う時は保険があるから安心さ。」
節約大好き、貯金大好きな二番目の子ブタはこう言いました。
「ぼくは現金で備えよう。お金を貯めるのが得意だし、保険なんてあてにならないからね。」
家計のやりくりをしてお金を集めます。
せっせ、せっせと貯金していると、マイホームが欲しくなりました。
「貯めたお金を頭金にして家を建てよう。」
注文住宅で建てた家はとてもステキ。二番目の子ブタは大満足です。
でも、想定以上に費用がかかり、お金がなくなってしまいました。でも、貯金は得意だからだいじょうぶ。これから貯めればいいや。
ところが、三番目の子ブタの備えはまだできていません。
「遅いなあ。何しているのかな。」
お兄さん子ブタ達が様子を見にやってきました。
「ぼくは必要な分だけ保険に入りたいんだ。だから、社会保険と会社の制度を調べているんだよ。」
もしものときの遺族年金はいくらもらえるのかな。遺族に支給される弔慰金はいくらになるのかな。
健康保険からどんな給付が受けられるのかな。三番目の子ブタは真剣です。
「かんたんに決めちゃえばいいのに。」
「あれじゃ、おやつを食べるひまもないね。」
お兄さん子ブタが帰った後も、三番目の子ブタは5年後、10年後、30年後のお金の流れを確認します。
それらをもとに毎月の積立と保険の手続きを行いました。
「できた!これならどんな嵐がきたってへっちゃらだ。」
三番目の子ブタは大喜びです。