くらし情報『【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第20回目 [保険選びの極意3]がん通院にも役立つ がん保険の見極め方』

【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第20回目 [保険選びの極意3]がん通院にも役立つ がん保険の見極め方

入院はできるかぎりしたくないと思うのであれば、(A)を選ぶべきです。ただ、(B)は入院のしばりがある分、保険料は安くなる傾向があります。(B)の場合でも、自分の入っているがん保険がどちらのタイプなのかを知っておけば、診断を受けた際に少しだけ入院する治療プランを医師に相談することで、対処ができることが多いようです。覚えておくと便利ですね。

支払い回数に関しては、「(C)1回の支払いで保障が消滅してしまうもの」と「(D)複数回支払われるもの」の2種類があります。当然のことながら、(C)タイプのがん保険の方が保険料は抑えられます。ただ、がんは再発する可能性の高いものなので、(D)を選択するのが長い目でみると安心です。

(D)複数回払いのがん診断給付金の場合、「2年に1回」や「3年に1回」を限度にする等の支払いペースが決まっています。
治療期間は治療法やがんの部位、がん発見時のステージ等により異なりますが、1年~1年半かかることはざらで、一生抗がん剤治療を続けなければいけないケースもあるそうです。

最近のがん保険には、(C)1回払いと(D)複数回払いを組み合わせてひとつの保険にしたものもあります。あなたにとって安心なものはどれか、家計と相談して決めてください。

2. がん通院給付金には、大きく2つの種類がある

がん通院給付金には、2つの種類があります。
ひとつは、がん治療のために入院し、退院後に通院した場合に通院日数に応じた給付金を支払うものです。通院のみで治す場合は給付が受けられません。例えば今から10年以上前に契約したがん保険に付いている通院保障はおおむねこのタイプです。現在取り扱われているがん保険の通院保障についてもこのタイプが多いので注意が必要です。


もうひとつは入院の有無にかかわらず、所定のがん治療を受けた場合に通院給付金を支払うものです。一部のがん保険に導入されていて、外来化学療法(通院による抗がん剤治療)にも役に立つと注目度の高い保障となっています。ただ、すべてのがん通院が対象になっているわけではありません。対象になる治療はどんなものなのかを確認した上で契約してください。

ちなみに、医療保険に付帯されている通院給付金は前者のタイプです。入院給付金が支払われる入院をした後に退院し、同じ疾病・ケガを治す目的で通院した場合に給付が受けられます。これからがん保険に入るなら、入院を伴わないがん通院に対応するものを選びたいですね。


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