【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第20回目 [保険選びの極意3]がん通院にも役立つ がん保険の見極め方
3. 付けておきたいプラスαの保障とは
その他、がん保険に付加しておくと便利な特約は「がん先進医療特約」です。
がん先進医療特約は、健康保険が適用にならない先進医療のうち、陽子線治療や重粒子線治療等のがん治療(技術料)を実損払いするものです。先進医療の中には患者負担が300万円を超えるものもあります。医療保険に先進医療特約を付加できない場合は、がん保険に付けておきましょう。月払保険料は100円程度です。ただし、医療保険に先進医療特約が付いている場合は、重複加入となります。その分、無駄な保険料を払うことになるのでどちらか一方を選択しましょう。
10年以上前に発売されていたがん保険は、がん入院に特化していたり、がん診断給付金等の保障が65歳を境に半減したり、初期がんである上皮内新生物が保障の対象外になっていたりする等、現在取り扱われているがん保険に比べて保障内容が見劣りするケースが多いです。
一方、昔のがん保険は貯蓄性のあるタイプもあり、そうした商品は高齢時の解約返戻金に期待できる場合も。判断に迷うかもしれませんが、働き盛りのがん治療にしっかり備えたいなら、新しいがん保険に切り替えるのが賢明です。特に貯蓄の少ない方は、若いうちに検討するのもいいかもしれません。
コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)
CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士
関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。
家計アイデア工房 代表
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
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