奥様の使い方をそのまま形にした、機能的で丈夫なスチール製のキッチンは、家族と目の合う位置に設け、親子や夫婦のつながりを生んでいます。
すぐ近くに杉板で作られた小上がりのダイニングでは、ちゃぶ台でお食事を。
中庭に面したこんもりと盛り上がった、黒い人研ぎの土間にはダイニングテーブルも似合います。
生活スタイルに合わせ、変化を楽しめると思います。
外部との一体感も大切にした、土間や2階ホール
1階の床のほとんどを、コンクリートの土間に。
とはいえ、家族が長い時間くつろぐスペースなので、熱容量が大きいコンクリートを活用して蓄熱式床暖房を入れました。
土間は泥のついた植木や自転車を入れても、食事を作る際に水などを飛ばしても大丈夫。
気を使うことのない、丈夫な床です。
2階にも家族のためのホールを作り、広い外部デッキとつながる空間としました。
吹抜けで中庭ともつながっています。
室内だけの「ひとつながり」でなく、外部空間とも一体感の味わえ、生活の仕方に極端に気を使わなくても良い包容力のある空間が広がります。
合理的な採光がそのまま形になった外観
建物南側の平屋部分は日差しをハイサイドライトより採り入れ、建物北側の2階建て部分は、中庭を介して日差しを取り入れています。