日比野設計+幼児の城、第15回キッズデザイン賞で「優秀賞 経済産業大臣賞」を含む8冠を達成!地域交流や子どもの体力向上に着目した園舎づくりが評価される
人と人とのつながりが新たに生まれ、日常的に様々なモノ・コトに触れることで子どもたちの感性が育まれる環境となっている。また、園舎内外の色彩やデザインに寺院建築の要素を取り込むことで、子どもたちが地域の歴史や文化に興味を持つことを促している。
<審査員の審査コメント>
登録有形文化財の寺の境内全体を園庭とみなして活用し、なかでも縁側テラスは、訪れる人々や地域の多世代住民との様々なコミュニケーションを常に生み出す開かれた場になっており、地域や他者との交流が減っている現代の保育環境において、地域文化への理解を深め、幅広い興味や関心を誘発するに違いない。大工の手仕事による木構造の室内遊具は意匠も美しく、子どもたちの居場所をつくっている。多様な交流を促すことで五感や感性を育む空間デザインとして高く評価した。
【保育園KIDS SMILE LABO】
所在地 :神奈川県
部門 :子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門
応募団体:株式会社日比野設計+幼児の城/株式会社KIDS DESIGN LABO
株式会社日比野設計が運営する企業主導型のビルイン型保育園。ビルイン型保育園の多くは、食の環境・設備が乏しく、暗くて狭くフラットな保育室が多いため、社会との接点も少なく豊かな心と身体を育むことが難しい。