2022年5月23日 13:30
特集展示「初公開の収蔵品から」(入場無料、6月1日から)仏涅槃図を特別展示、山本 勉館長就任記念特別講演会の開催
南北朝時代 文和3(1354)年
足利尊氏が発願し写経させた一切経の一帖で、尊氏の自署がある
妙法聖念処経 巻第八(足利尊氏願経) 南北朝時代
【常設展示】
常設展示は、《ガンダーラの仏教美術》と《祈りの世界》で構成されています。
《ガンダーラの仏教美術》のエリアでは、2~3世紀ごろ作られたガンダーラ仏伝浮彫を複数展示しており、釈尊の前世や誕生、成長から出家、悟り、説法、入滅といった釈尊の生涯をたどることができます。《祈りの世界》は、当館の中心となる展示エリアで、その中央に「大日如来坐像」を展示しています。 「不動明王坐像」、「仏涅槃図」とともに、静かに作品と向き合える展示空間です。
◆「大日如来坐像」 <重要文化財>
鎌倉時代 建久4(1193)年か
運慶作と推定されている金剛界大日如来像
大日如来坐像 鎌倉時代
◆「不動明王坐像」
平安~鎌倉時代 12~13世紀
醍醐寺中興の祖・義演と豊臣家にもゆかりの像
不動明王坐像 平安~鎌倉時代
◆説法印仏坐像
3世紀頃
両手を胸前に上げ、説法印(転法輪印)を結んで結跏趺坐する釈尊像
説法印仏坐像 3世紀頃
◆「仏涅槃図」
江戸時代 17世紀
沙羅双樹の下で入滅した釈尊と、嘆き悲しむ菩薩や仏弟子、動物などを描く
仏涅槃図 江戸時代
■イベント
◆講演会「ガンダーラの仏教文化 ―日本仏教の源流―」