2022年12月12日 13:15
マトリクス、青森産業技術センター工業総合研究所と共同で全自動顕微鏡Diamanteの開発に成功 受注を開始
(2)遠隔医療(遠隔病理診断)のツールとして
Diamanteは、遠隔で操作することが可能です。そのため、遠隔地からDiamanteを操作し診断をする遠隔病理診断などにすぐに対応することが出来ます。
これにより離島などの病理医が不足している地域で、高度な医療を受けることが可能になります。
(3)カンファレンスツールや教育現場でのツールとして
顕微鏡画像を用いたカンファレンスなどにおいて、手持ちの標本をセットして、大画面で閲覧と操作することが可能です。顕微鏡で操作するよりも高速で且つクリアーな画像を表示できます。また、理科教育などにおいて、顕微鏡を大量に使用した演習や実験を大幅に効率化することが出来ることと、デジタル化する事によるネットワーク閲覧なども対応出来、より効率の良い教育ツールとして対応可能です。
【新しい技術】
(1)AI予測フォーカス搭載
顕微鏡観察時、視野を移動すると、必ずフォーカスがぼけるという現象がありました。これは、機械の工作精度よりもフォーカス精度が厳しい顕微鏡ゆえの現象で、いままでは回避する方法がありませんでした。
Diamanteでは、あらかじめ、機械精度を学習し、また、各施設ごとに違う標本の作り方の癖などを合わせて学習することで、視野を移動してもフォーカスがずれにくい画期的な方法を実装しました。