2023年9月15日 10:30
「芥川龍之介がみた江戸・東京」をたばこと塩の博物館(東京・墨田区)で9/16~11/12開催!
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龍之介は大正3年(1914)に発表した「大川の水」という作品で大川=隅田川について述べています。「大川」そしてふるさとの「本所・両国」に対して“江戸的なるもの”を感じつつも、近代化によって変化していった“開化的なるもの”を合わせて感じていたとされています。
Photo.05 「東京真画名所図解 向島桜」 井上安治画 たばこと塩の博物館蔵
井上安治(1864-1889)が東京の名所を描いた「東京真画名所図解」。本シリーズは、「江戸」から「東京」へと変わりつつある風景を写実的に描いた作品として人気を博した。
Photo.06 「東京真画名所図解 待乳山夕景」 井上安治画 たばこと塩の博物館蔵
Photo.07 「東京真画名所図解 吾妻橋」 井上安治画 たばこと塩の博物館蔵
Photo.08 「東京両国橋開橋の光景」絵葉書 個人蔵
明治37年(1904)に鉄橋として架けられた両国橋は、関東大震災でも大きな損傷なく生き残ったが、震災後、他の隅田川橋梁群の復旧工事に合わせて、現在の橋に架け替えられた。
Photo.09 「東京名所 隅田川之遊泳」絵葉書 個人蔵
大正6年(1917)に水質悪化を理由に禁止されるまで、隅田川は各学校の水練所として知られていた。