くらし情報『ラー博史上最大のプロジェクト「あの銘店をもう一度」第27弾 春木屋1番・2番・3番弟子が集結 「春木屋 郡山分店」』

2024年1月9日 11:30

ラー博史上最大のプロジェクト「あの銘店をもう一度」第27弾 春木屋1番・2番・3番弟子が集結 「春木屋 郡山分店」

これを続けることによって初めて“いつも変わらなく美味しいね”と言われるのです」
五男氏は昭和63年に現役を引退するまでの間、毎日欠かさず続けていた事がありました。それは朝食の前に一杯のラーメンを食べる事でした。一切過食や夜更かしをせず口を清め、味の変化を見極めていたのです。
「自分が毎日食べて飽きるものを、お客さんに出せるわけない」。この真面目な職人気質は後の二代目、そして弟子たちへ継承されていくのです。
このことを誰が言ったのか「春木屋理論」と言い、多くのラーメン店が理念に掲げています。

●代替わり、弟子制度の導入
五男氏が引退する年、春木屋に新たな時代が訪れました。それは昭和61年の暮れの出来事でした。
行列はますます伸び70歳を目前とした先代も奥様のフミ氏も、思うように体が動かなくなっていたそんな最中、来年卒業を迎えようとする高校生が父親と春木屋を訪れたのです。
その高校生の名前は手塚英幸氏(現 春木屋 郡山分店 社長)。腕一本で家族を不自由させない職人の姿に感銘を受けた手塚氏は、進学せず職人の世界に入ることを決心していました。18歳の冬、何気なく買った本が、手塚氏の、春木屋の運命を変えることになるのです。

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.