くらし情報『バイリンガル教育が母語の言語処理に与える影響 海外の論文『二言語併用プログラムにおけるイマージョン教育は、子どもの母語の言語処理を妨げない』に関する記事を公開』

バイリンガル教育が母語の言語処理に与える影響 海外の論文『二言語併用プログラムにおけるイマージョン教育は、子どもの母語の言語処理を妨げない』に関する記事を公開

二言語の発達は時間がかかるものであり、非現実的な期待を抱いて急いではならないことを強調することが大切です。Cummins(2021)は、第二言語において学業に必要な言語能力を身につけるには5~7年かかると指摘しています。今回レビューした研究は、先行研究の結果の多くを裏づけるものであると同時に、第一言語の処理における速度と正確さがバイリンガル教育によって悪影響を受けないことを示すものでもあります。
教育関係者や保護者にとっての差し迫った懸念事項は、バイリンガル教育が日本の子どもたちの母語(第一言語)能力にどのような影響を与える可能性があるか、ということです。しかし、今回取り上げた研究は、一連の研究とともに(この議論についてはBaker & Wright(2021)を参照)、バイリンガル教育が母語の発達に悪影響を与えないことを一貫して実証しています。

【著者Profile】
・ポール・ジェイコブス研究員
PG Cert (post-graduate certificate) Oxford Brookes University 2023年卒、M.A. (修士)University of Colorado at Boulder 2011年卒、 B.A.(大学)

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