日本人初、女子高校生がCERN(スイス・ジュネーブ)で素粒子実験を終了
が同行しました。
また、Beamline for Schoolsへの応募から採択後の準備まで、装置の開発および調整に関して、ERATO 片岡ラインX線ガンマ線イメージングプロジェクトを通じて早稲田大学から実験環境の提供を戴きました。
■実験内容
今回、Sakura Particlesが提案したのは、自分たちで開発した手作りの宇宙線2次元イメージング検出器の性能評価です(図2)。本検出器の開発は宇宙から降り注ぐ高エネルギーのミュー粒子(注釈4)を使って地球上の大型構造物の内部を透視する技術「ミュオグラフィ(注釈5)」への応用を目標にしています。このようなイメージング検出器は一般的に大型で高価ですが、Sakura Particlesは独自の工夫で、安価にミュー粒子の軌跡を測定することが可能な検出器の開発に成功しました(図3)。
図2 開発した検出器
図3 検出器の説明
CERNでは、宇宙から降り注ぐ宇宙線を模擬して人工的に光の速さの99%以上の高エネルギーミュオンビームを生成が可能なため、そのミュオンビームを自作した検出器に照射し、2次元方向のイメージング性能を検証しました(図4)。
図4 CERNでの実験内容
■成果
CERNの現地滞在は9月11日(水)