重症心身障害児者がモデルを務める「アダプティブファッションショー」開催のためのクラウドファンディングを実施、心斎橋PARCOで今秋開催
「障害」は不可能な理由にはならない。障害者が日常で感じる「障害」がさまざまな資源を活用し、「障害」と感じなければそれは、「障害者」と呼ばなくても良いのかもしれない。
わたしたちは、そんな未来を“ファッションの力”で創っていきたい。その想いの元、アダプティブファッションの必要性を社会に発信する活動を行っています。
本イベントは2回目の開催となりますが、今後も本ファッションショーをはじめ、他イベントの開催も予定しております。
わたしたちの活動に共感、サポートしていただける協力・協賛企業(個人)様をこの度募集いたします。
産学連携
■重症心身障害とは■
重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態を重症心身障害といい、その状態にある子どもを重症心身障害児といいます。さらに成人した重症心身障害児を含めて重症心身障害児者と呼ぶことに定めています。
これは、医学的診断名ではなく、児童福祉法上の定義です。
重症心身障害とは
■障害者のファッションへの課題■
現代社会では、障害者のファッションにおいて、下記のような数々の課題があります。
・よだれかけが必要。赤ちゃんのイメージがありかっこ悪く感じる
・着やすさ重視で仕事でもお出かけでもジャージやスウェットが多くなる
・車椅子で常に背中が背もたれについている状態なので、背中のデザインも見えず、厚手のニットやコートが蒸れたり熱がこもりやすく着られない
・常に座った状態だと立った状態のシルエットと違い、スカートやパンツの着用した時のイメージが変わる
・麻痺があり腕が伸びないと丁度良いサイズだと着にくいため、本来より大きい服しか着られない
・スーツやコートなど、伸縮性がなかったり着用しづらかったりする服だと着替えにとても時間がかかり大変
・工夫がされているユニバーサルファッションの洋服は高価なものが多く、店舗も少ないので実物を見れず購入しにくい
・靴のサイズは小さく大人用ではサイズがない。