「スキ」を実現するための海外生活 Vol.3 パリ在住ライター・Rieさん
東京のように綺麗に舗装されている道ばかりではないし、何より安全上、スリから身を守るためにも明らかにラグジュアリーだとわかるようなものは身につけなくなりました。」
Rieさん「当初は自分の大切なアイデンティティを失ったような気がしていたけれど、やっと最近になって体の線が出ないパンツを履くこと、ローファーやスニーカーのようなヒールのない靴を穿くことも『いいんだ!』と受け入れられるようになりました。タイムレスでカジュアルなパリ的スタイルに慣れていったのだと思います。靴に関していうと、パリに来てからシャネルを3足買いました。ロゴの黒ローファーとゴールドのローファー、キラキラのブーツです。シャネルの靴はパリの道でも歩きやすいし、私の持っている3足はよく見ないとシャネルだとはわからないので、日常でも安心して穿けます。
かつてルブタン派だった私にはこれまで縁がなかったのですが『シャネルって、パリの子だったんだ!』というおもしろい発見がありました。」
二着目はミディ丈の軽やかなワンピースにデニムジャケットを羽織ったスタイル。
Rieさん「ワンピースはパリのブランド・ルージュ(Rouje)、デニムジャケットは友人にもらったものです。