「おしゃれと子育てをどう楽しむ?」パリで学んだ自分スタイルの見つけ方【スタイリスト福田麻琴さんインタビュー】
「みんなと一緒」から外れた先に、自分のスタイルが見つかるかも
―書籍の中で、パリの人は自分のスタイルを持っていることが紹介されていました。自分のスタイルは、どうしたら見つけられるのでしょうか?
福田:パリの人たちは、子どもの頃から自分の意思で物事を選択するように訓練されているのではないかと感じます。自分の好きなモノ、嫌いなモノをよく考えていて、何を決めるのにも親が誘導するのではなくて、ちゃんと自分で選ばせる。子どもであっても、きちんと自分の意見を持っていて主張するんですよね。
だから自分に似合う赤リップや、自然体に見える髪型をよく知っているんですよ。それに、心も体も自分で自分をケアする方法を知っている。ママになってもそういった時間は大切にしている印象があります。
―私自身、自分自身の好き嫌いにもうちょっと正直に生きた方が良いのかなとも感じています。
福田:そうなんですよ! 日本の女性は、もっとワガママになっても良いんだよ! ということを、この本で紹介したパリジェンヌのライフスタイルから感じ取ってくれたらうれしいです。
日本社会で暮らしていると、みんなと同じでいることが当たり前のことですよね。