2021年3月11日 20:00
高確率で運命の人かわかる!…「本命彼氏にふさわしい」男性の言動
「お前、そんなんばっかじゃん」
「だよねえー、ザンネンなわたしーー」
カリンはふざけて笑う。茂樹がトイレに行った隙に、修二が話しかけてきた。
「カリンちゃんって苦労したことないでしょ」
「は?」
「実家で暮らしてて、不自由なさそうだし。だから、バイト先の人の気持ちもわからないんじゃない?もっとちゃんとしないと将来落ちぶれるよ」
ムカッ!そしてガーン…
「なんで初対面のあんたにそんなこと言われないといけないの!うち、ひとり暮らしなんか余裕でできるし」
無性に怒りが湧いた。カリンはひとり暮らしの部屋を借りると即決。めんどくさがりのくせに沸騰しやすい、やっかいな性格。「実家出て自立するし」と鼻息荒い。頭金を母親にせがむと、「ま、あんたの自立のための修行だと思って、出したげる」と、あっさり貸してくれた。
「やっぱ、親に頼るってとこがうちの甘いとこかも…」と思ったものの、まずはひとり暮らしだ。4畳一間の部屋しか無理だったが。速攻、近くのコンビニの面接に行って働くことに。
コレがむちゃくちゃキツかった。早朝シフトか深夜枠しか空いてないので、体内時計の調整がうまくできず、ずっと眠い。