テレビはNG…俗世間から一線を置く神職修業時代~「楽天的な男」歌う神主・壮紫【木曜インタビュー、ただしイケメンに限る】vol.1
それらをやることが大変というよりは、常に自分をそこまで追い込む、律することが大変かもしれませんね。
Q.11 職務のどんなところにやりがいを感じますか?
やりがいがあるから続けられるんだと思うんですね。神職として最も大切なのは神様にご奉仕をすることですけれども、実務としては、対人ということが非常に多いわけです。
神主は神様と人との間に入って、その人が願うことを神様にお伝え申し上げるのが役目ですから。そういう意味では、人の人生の節目に立ち会うことが非常に多い仕事だと思います。
日本人の多くは初宮詣に始まり、七五三、成人式、結婚式といった人生の節目節目にお祀り事を行いますが、それらは祝い事ですよね。
そのような節目のときに立ち会った際、晴れやかな顔や、喜んでいらっしゃる姿を見るとこちらも幸せな気持ちになりますし、やりがいにつながります。
「神主さん、ありがとうございます」という感謝の言葉をいただくたびに、神主でよかったな、と思ったりもしますね。
野球漬けの少年時代から、神様のことだけを考える住み込み修行を経て、神職に就かれた壮紫さん。
次回は「歌う神主」の誕生秘話、もしも神主になっていなかったら…などなど、盛りだくさんでお届けします。