テレビはNG…俗世間から一線を置く神職修業時代~「楽天的な男」歌う神主・壮紫【木曜インタビュー、ただしイケメンに限る】vol.1
そういうときは「私は何をやっているんだろうなあ」なんて思うこともありました。
そんな日々を送っていたからか、学生時代のほうが白髪が多かったですね。体を壊して、胃に穴が開いたこともありました。周りのいろいろなことに気を遣ったりしたことが、学生ながらにプレッシャーとなり、ストレスになっていたのかな、なんて思うと、やっぱり毎日が修行でしたね。
◎羽を伸ばせるのは夏休みだけ
修行中の楽しみは夏休みですかね。1週間ほどもらえるのですが、それが唯一、羽を伸ばせる時期でした。夏休み中は実家でのんびりしたり、ちょっと旅行をしたりしていましたね。
Q.6 尊敬している人は?
修行していた浅草神社の禰宜(ねぎ)さんですね。
その方に、神職としてのいろは、心構えを教えていただいたので、尊敬・感謝が尽きません。今でも、忙しい時期にはお手伝いに行くこともあります。
Q.7 神主になると決めたのはなぜ?
よし、神主になろう!というのは正直ありませんでした。小さな頃から神社事、神様事が身近にあったので、自然の流れでなったように思います。
父は東京の神田明神に奉職しているんですけれども、子どもの頃からそこに出入りをして、お正月のお手伝いなどをさせていただくうちに、自然と「私は神主になる」