仕事も恋愛も…パッとしない毎日を劇的に変える方法【ひとみしょうの男子学入門】
人は頭でどんなことだって考える生き物だから、感性が死んでしまって不自由になると、べき論が強く出てきます。
極端な場合、あなたは「マジメだけど、とても頑固な人」と、周囲の人から評されるようになります。簡単にいえば、精神的な冒険に乏しい人になってしまうんですね。
■パッとしない毎日を劇的に変えるには?
ちゃんと暮らしていても毎日がパッとしない人は、感覚器官を少し使ってあげると、毎日がパッとするようになります。部屋にお花を飾る、でもいいんです。早起きして朝焼けを見る、でもいいんです。
なんらかの、言葉にできない体験をすること――これだけで毎日は劇的に変わります。すなわち、あなたという人は劇的に変わります。
ちなみに、感覚と頭で考えることのバランスってどうとるんですか?という質問についてですが、これは、誰もが生涯悩むところです。感覚的に生きすぎてもこの日本では生きづらいし、反対に「べき論」に走りすぎてもカタブツと呼ばれるし。
その意味では、感覚と理性とのバランスを絶えず意識することがパッとしない毎日から卒業する方法だと言えるでしょう。
※参考キルケゴール・S/鈴木祐丞訳(2017)『死に至る病』講談社